医療法人 堀尾医院

当院は1947年に私の両親、堀尾茂・文子先生が開業し、以来長年にわたり地域に根差した診療を行ってきました。1994年に私が継承すると同時に、終末期をご自宅で過ごしたいと願う方のために訪問診療を開始。2020年に息子の堀尾建太先生が診療に加わってからは、在宅医療への取り組みをより一層強化しています。
私は常々「生活の中の医療」ということを診療モットーとしています。患者さまは皆「病を持つ人」である以前に「市井の生活者」です。投薬や手術で命の管理をするだけでなく、患者さまが生きる喜びを失わないよう支援することも、医療者として大切だと考えています。在宅医療においては、病を抱えていても自分らしい生活を継続していただけるよう、お一人お一人にとって適切な選択肢をご提案いたします。
医療を提供する場というだけでなく、地域の皆さまの交流の場の一つとなれるよう、当院では「桜の下のコンサート」などさまざまなイベントも定期的に開催しています。どうぞご家族でお気軽にご来院ください。

2020年より当院での診療に加わり、主に在宅医療を担当しています。これまで病院の外科や緩和ケア内科で診療経験を積み、在宅医療についても専門的に学んできました。年齢を重ねても安心して暮らせる社会をめざし、医療を通じて地域に貢献していきたいと考えています。
質の高い在宅医療を提供するためには、医療者には高い知識や技術が求められるのはいうまでもありません。加えて私は、患者さまと向き合ってお話をじっくりと伺い、お一人お一人の価値観や人生観に寄り添うことが重要だと考えています。それは医療に限らず、例えばお孫さんの結婚式に列席したいといった願いを実現するためのサポートも含まれます。家で過ごすことは難しいと思われる状態であっても、「家に帰りたい」という願いが第一であれば、それをかなえられるようなケアを考えていきたいと思っています。
どんな状況であっても、住み慣れた場所で最後まで自分らしく過ごしたい方のために、最善を尽くします。ご心配なことがあれば、何でもお気軽にご相談ください。